漏水発見作業
家庭の水道のしくみ
建物の構造により水道の仕組みが違います。
①配水管から受水槽へ流れ、ポンプにより高架タンクへ溜めた水を各部屋へ流す
受水槽タイプ。
②配水管から直接家庭へ流れる直結タイプがあります。
受水槽タイプ:配水管から受水槽・高架タンク
受水槽タイプは、水を使用していないのに高架タンクの水位が低下します。この場合は高架タンク以降で漏水の可能性が考えられます。
直結タイプ:メーター器から蛇口
直結タイプは蛇口などを閉めた状態で、矢印のパイロットが回る時は、メーター~蛇口間で漏水の可能性が考えられます。
現場下見調査
竣工図面などを基に、現地を下見し施設の状況を把握します。
漏水量測定調査
水位測定
高架タンクや受水タンクに水位測定器を設置し、漏水量及び漏水系統を把握します。
水道メーター計測
水道の使用が無い状態(夜間等)で水道メーターを計測し、漏水量及び漏水系統を把握します。
弁栓音聴調査
音聴棒を使用して水抜栓や蛇口・トイレバルブ等を音聴し、漏水音を探知します。
路面音聴調査
漏水探知機を使用して埋設管路上を音聴し、漏水音を探知します。
ガス注入式調査
水道管に混合ガス(窒素95%+水素5%)を注入し、トレーサー式漏水発見装置により漏水箇所を発見します。
※微量な漏水でも発見が可能です。
相関調査
水抜栓や蛇口・トイレバルブ等に相関センサーを設置し、漏水箇所を割り出します。
漏水位置確認調査
地下で発生している漏水箇所を、ピンポイントで割り出します。
埋設管探知調査
地中の不明埋設管を管路探知機を使用して発見します。